【FF8 SS】 スコール「正直リノアよりセルフィの方がいい」 DISC4 前編 - 029

192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/15(木) 00:14:05.40 ID:21mjj7kNo

ファング「−−−−!」バッ


『ファングは 聖宝に 駆け寄った!』


ファング「・・・ライトに止められて助かったぜ」

ファング「危うくあたしゃ大ポカをやらかす所だった・・・なるほどな」

ファング「まさか別の呼び名があったぁとはな!そりゃたしかに・・・」

ファング「だ・れ・も・わ・か・ん・ね・ー、よっと!」ガチ



【ハ】【イ】【ン】



ゴゴゴゴゴゴ・・・・バチッ バチッ バチッ!


『ふういんが とかれる!』


ファング「やりぃーーー!さすがだな黒ジャン!お前を連れてきてよかったぜ!」パシ

スコール「・・・」

アパンダ「あの・・・ハインってなんすか?」

スコール「ガーデンで習った伝承だよ・・・確か」


【大いなるハインの伝承】

昼夜が混在していた頃に、たくさんのケモノとの戦いを魔法で勝ち抜き、大地の支配者になった覇者。
戦い疲れた自分の代わりに働く道具として人間を創り出した後、眠りに付き、そして目が覚めてから、
自身が寝ている間に増殖した人間の数を減らそうとして、役に立たなそうな子供を魔法で焼き尽くし、
人間からの抗議を無視した結果、人間との間で戦いになった。
人間の持つ知恵でやりこめられる様になり、困ったハインは人間と取引し、
自分の身体を引き裂いて半身(『抜け殻のハイン』と呼称される)を差し出し、
後に『魔法のハイン』と呼ばれるようになる半身は人間から姿を晦ました。
以後、人間は『魔法のハイン』を何世代にも渡って探し続けたが、一向に見つからなかったという。


ファング「おっし、これでやっとこさありつけたぜえ!」

アパンダ「おめでとっす」


【入手】聖宝


ファング「この重たく冷えた波動・・・間違いねーな・・・」パシ

ファング「いちおーな、神々の名がキーワードだってのは読めてたんだ」

ファング「さっきも言ったように、やたら3と言う数が出てきた事」

ファング「そして神々の名・・・パルス、リンゼ、エトロ、ムイン。これらはどれも3文字だ」

ファング「その内画廊にはムインだけ描かれてなかった。だからこの中からどれか一つを選ぶとなると・・・」

アパンダ「消去法でムインになりますね」

ファング「だが土壇場でライトに止められたんだ。答えを知っている奴がいるってよ」

ファング「危なかった・・・間違えた答えを入れたらどーなるかわかったもんじゃなかったからよぉ」

アパンダ「あーだから黒ジャンさんに壁画を見せたんだ」

ファング「大いなるハインね。なるほど、なるほど」

ファング「人間目線でみたら、まさか神様が3人も4人もいるたぁ思わねーわな」

ファング「イメージと違うってのは、こういう事さ」



193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/15(木) 00:15:05.78 ID:21mjj7kNo

スコール「・・・確かにその伝承は謎が多いんだ」

スコール「抜け殻のハインは何故今残ってないんだとか魔法のハインはどこへ行ったんだとか」

ファング「昼夜が混在してた頃ってーのは、世界が創造されて間もない頃だな」

ファング「沢山のケモノとの戦い・・・これはブーニベルゼとムインの闘いの事か?」

ファング「ムインは無数に分裂する事ができたらしいぜ。そうやって世界を作ってったんだな」

スコール「・・・」

ファング「そしてエトロが人間を産み、パルスとリンゼが殺し、ムインが半身を差出し人間の怒りを鎮めた」

アパンダ「あ〜・・・ごっちゃになってんだ」

ファング「なるほどな・・・ん?何呆けてんだよ」

スコール「まさかこんな形で知るとは思わなかった件」

スコール「ていうかハインの伝承とか元から興味なかったし」

ファング「じゃあ興味が出るように最後のクエスチョンを出してやるよ」

スコール「スーパーひ○し君いっこ」ドン

アパンダ「僕ひ○し君じゃないっす」

ファング「使命を与えられなかったエトロに対し、使命を与えられたリンゼ。パルス」

ファング「こいつらの主な使命は世界の開拓。ムインから奪った世界を自分達の都合のいいように作りかえるのが使命だった」

ファング「しかしこの二人にはもう一つ、ある「裏の使命」が与えられていた」

ファング「ではその「裏の使命」とは一体・・・?」

スコール「俺より強い奴に会いに行く」

アパンダ「まじめに答えましょうよ〜」

ファング「ん・・・まぁいいか」

ファング「正解だ」

スコール「正解なの!?」



194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/15(木) 00:16:10.36 ID:21mjj7kNo

アパンダ「なんなんすかあんたのその強運は」

ファング「正解はな、「ムインの捜索」だ」

スコール「・・・」

ファング「ムインはブーニベルゼが殺した。しかしエトロの様に不可視世界に渡っただけの可能性があった」

ファング「だから不可視世界への入口の捜索を命じたんだ。不可視世界はブーニベルゼにもわからないからな」」

ファング「けどムインは実際には可視世界にいる。で、結局ムインは見つからないまま・・・今に至るってわけだ」

アパンダ「はえ〜〜、壮大な神話だこと」

ファング「興味沸いたか?」

スコール「・・・姐さん、一つだけ聞いていい?」

ファング「あんだ?」

スコール「そのムインっての・・・もし今見つかったらどうなんの?」

ファング「ん・・・まぁ、そうだな」

ファング「今度こそ息の根を止めるだろうな、ブーニベルゼは」

スコール「ねーやんはそのブーニベルゼの使いなんだよね?」

ファング「なんだぁ?気に食わねえか」

スコール「いや、そういうわけじゃ・・・」

ファング「細かい事はいいじゃねえか。さ、聖宝も手に入った事だし」

ファング「戻るぞ、野郎共!」

アパンダ「は〜い。黒ジャンさん、行きましょ」

スコール「・・・」

アパンダ「黒ジャンさん?」


スコール(一つだけ・・・言い出せなかった事がある・・・・)


スコール(こっちの伝承では、行方知れずのハインの片割れは、逃れるために女性に憑りつき・・・)


スコール(そのハインが憑りついた女性は・・・代々・・・)


スコール(『魔女』と・・・呼ばれた・・・)



195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/15(木) 01:19:51.51 ID:21mjj7kNo

・聖殿門前

ファング「今迄ごくろうさん。よくやってくれたよ」

アパンダ「その聖宝・・・一体何に使うんすか」

ファング「ん、ああ、これか?これはな・・・」

ファング「・・・」

アパンダ「なんで黙るんすか」

ファング「さまよう死者の苦しみを、きれいサッパリ無に返す」

ファング「代わりに使った奴は死ぬ」

アパンダ「ええっ!」

ファング「な?他に渡せねーだろ?」

ファング「輝ける神ブーニベルゼは新しい世界を創造しようとしてるんだ」

ファング「それに、この世に未練を残した死者は邪魔なのさ」

ファング「それは何も死者だけじゃねー。ようは今あるこの世に異様に執着してる奴が邪魔だってこった」

ファング「新しい世界に古い縛られた魂はいらないんだ。それは過去の苦しみを持ち込むと同じ事だから」

スコール「いや待て。この世に執着って、あたりまえだろ」

スコール「誰がいきなりお前らみんな生まれ変われなんて言われて納得するんだよ。アホか」

ファング「だからそれを問答無用でキレイサッパリ消してしまおうって事さ」

ファング「苦しみを抱えた生者は苦しみを取り除かれ、死者は存在そのものを抹消する」

ファング「そうして全部無に帰して、新たな世界を創造するのさ」

スコール「リセットボタンかよ・・・」

ファング「そうだな。その例えが一番しっくりくる」

ファング「ま、そろそろ戻ろうや。ほら、これでひとっとびさ・・・・」


【サボテンダーの転送装置】


アパンダ「ら、らく〜」

ファング「ライトに感謝しとけ。これがなけりゃあまたあのなげー道を逆戻りだ」

スコール「まぁイーブンイーブンかな」

ファング「ライトにそんな口聞けるのはお前くらいなもんだよ」


キュィィィィーーーーーーーー・・・・・ン


『いせきの外へ ワープした!』






196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/01/15(木) 01:23:07.21 ID:21mjj7kNo

・砂漠

ファング「来た道、わかるか?」

スコール「いえ全く」キリ

ファング「世話のかかる奴だな・・・」

アパンダ「だってここ、僕の知ってる砂漠と違ってるんすもん」

ファング「わぁったよ。案内すっからついてこい」


ザッザッザッザッザ・・・


スコール「そういえば姐さんなんでここいんの」

アパンダ「次元の狭間って基本外から来れないんすけど」

ファング「ん?ああ、まあうちらはちょっと特殊ーっつうかよ」

ファング「つい最近まで人じゃなかったんだわ。ちょっと訳ありでな」

スコール「戦闘力的な意味で?」

ファング「まぁ・・・それも踏まえてだな」

ファング「やっぱこいつが関係ありって所か」

アパンダ「お宝が?」

ファング「さっきも言ったろ。これは全てを消し去るシロモノだ」

ファング「穢れた死者の魂を呼び寄せ、消去の力を起こして消滅させるんだ」

ファング「だから使い方を間違えれば、全てが消える」

ファング「だが・・・こんなもんなくったって世界はいずれ終わる。万物はいつか終焉を迎えるのさ」

ファング「その終焉が・・・ここにある」

アパンダ「えっそれ」

スコール「・・・無?」

ファング「無は有を生み出し、有は無に返る」

ファング「つまり有と無は表裏一体。同じ物だ」

ファング「それを・・・意図的に再現しようとしたんじゃねーかな」

アパンダ「ちょちょちょ!じゃあそれすんごい危険なシロモノなんじゃ!」

ファング「大丈夫だよ。これを本当の意味で使える奴はもういねー」

ファング「もう・・・いねーんだ」

スコール「なんで?」

ファング「消えたよ。時間の流れにな」

ファング「うちらが目覚めた時にはもう、な」

スコール「ババアがすいませんでした」(土下座)

ファング「別にお前のせいじゃねーだろw」

スコール「ですよね〜」

アパンダ「そのババアマジ怖いんすけど」

ファング「まあなんだ、聖宝は全てを消し去る力を意図的に呼び起こす」

ファング「神々が生み出した・・・・まぁ、保険だな」

スコール「へえ〜」







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